院釋・院釋尼の詳細

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院釋・院釋尼

院釋・院釋尼と院号が付く場合の法名は、浄土真宗固有のものです。院号に対する考え方は、他の宗派と同様で、寺院に対して深く寄与された、社会貢献をされた方に与えられる尊称とされています。特にお寺の発展に深く寄与された方、功績が認められた方に院号が授けられます。浄土真宗のとあるお寺では、「懇志」と呼ばれるお金によるお布施や寄付を一定額以上された方へのお礼の記念品の一つとして「院釋・院釋尼」の院号をつけた法名を授けることを決まりとしています。

格式のある法名はお金で買うものではなく、お寺へ寄進をした記念としていただけるものと理解すると良いでしょう。ただし、先にも触れたように院号は「富の象徴」であったり「お金を積めば授けていただける」などと大きな誤解が生じています。地域によっては、家柄の格差や差別などに院号を利用されてしまう恐れがあり、無分別を掲げている浄土真宗としては矛盾が生じてしまうことも考えられます。僧侶の考え方によって、院釋・院釋尼などの院号を付けず二文字の法名に統一するべきと謳っている寺院もありますので、注意が必要です。

ただし、土地の名士であったり、社会的貢献度が高い方に対しては、院号を授けられる場合が大きくなります。院号法名を授けていただけたご遺族の方は、それでお寺とのお付き合いは終わりというわけではなく、さらなるお寺への寄進や僧侶に教えを請うこと、お寺への奉仕活動や檀家同士の助け合いなどの活動をより一層行う必要が生じます。

お坊さん便